Eugene散策その2

朝食は自分で焼いたパンケーキと昨日の残りの七面鳥のサンドイッチ。
朝のライドは川沿いのサイクリングロードで隣町、Springfieldへ。昨日も思ったけど、街からちょっと出ただけで雄大な風景が楽しめるのはいい。リスや雁、カワウソも見る。山の高いところには鹿もいるそうだ*1。本当にディズニーやワーナーのアニメの「森のなかまたち」がリアルで居るのだ。





あと、BikeEBikeEタイプのリカンベント、BachhitaかVolaeのハイレーサーも見た。
昼食はまたBikeFridayの近所の巨大スーパーのデリカテッセンゴルゴンゾーラのスープ、チリ・ビーンズのスープなどスープ飲み比べ。一人一杯頼めば十分。

スクープ!この画像の手前のがRoad Tikit(?)だ。また乗って行っちゃった...

昼のランチタイム・ライドは坂に挑戦。「試乗車乗って行ってもいいよ」と言われたので折角なんで(SatRDayは置いて)Express Tikitで坂に挑む。ブレーキ、クランク、シートポストはカーボン、RDはUltegra、チェンリングは53T、リアカセットはCaoreoの9-26、ハンドルバーはSTIツーリングバーの先端をカットしたもので重量は約9kg。ステムの剛性感もあり、ギアリングもよく、激坂も登れるし(自分の心肺のほうが追いつかなかった。ただダンシングは(NWT以上に)不安定なので注意。小径車なんでこのへんはカンベンして)、平地でも35km/hの巡航が可能(瞬間的ならもっと出る)。ストックのTikitも十分な走りですが、これはもっといい。買いですよ。俺も欲しい。俺なら壊れ易いカーボンパーツは使わず、Ultegra SLにするかな。



この後ハンドルを下げて、皆で試乗



坂の上には2つの山脈が望める雄大な景色が広がっていた。




General ManegerのMikeも「どうですか?」と聞かれので、「坂も登るし、35km/hでクルージングできるし、最高だ。でもこれ買うと自分のNWTが要らなくなってしまうので困る」と返事をしておいた。
試乗車のExpress TikitのサドルはTIOGAのSpiderで、レーパンなしの尻には苦痛だったが、おルスさんのPocket RocketにはSella Anatomicaという革サドルがついていて(USA製?)、真ん中が割れていて、ウォータープルーフ・レザーでとても座り心地が良い。価格は高いが(2万円位だって)、カラーも豊富で、これは買いかもしれん。

San Franciscoでお世話になった、JackieとJaneも再会。明日のサイクルオレゴン・ウィークエンド(COW)に参加するためだ。彼女達はAstoria泊まりで、すぐに移動してしまった。
BikeFridayを後にして、またEugene散策。近くにあるBurley社にも寄ったが、こちらは会社が傾いて再建中、リカンベント*2もタンデムもやめてトレーラーを細々と作っている状態で、あまりウェルカムな感じではなかったのでそそくさと帰る。


近所の$1ショップ(いわゆる100円ショップ)


クラシックなキャンピングカー。普通の家が載っている。宮型霊柩車的?

市内の別の自転車店Trekの三輪車

また別の自転車店リカンベント発見。こばさんは眼鏡の中に貼るミラーを買った。その名もViewpoint




古いベントレー

何台積んでんだか

最後にユージーンの街を見下ろせる山に登るが、帰りの下り坂でチェーン・リテーナーを落とす。反対側のゴムを留めるパーツは見つからず。日本に帰ったら自作だな。
dst 39.20 tm 2.40.25 av 14.6 mx 43.1 odo 1060.4 + Tikitで1.30h、激坂あり
夜はおルスさん、General ManegerのMike、ReceptionのRene、その息子のAronと我々でThe Vintageで夕食。まるでコーヒーのような味のブラックビール、チーズフォンデュなどをいただく。店のおネエちゃんがカワイかったなあ。瞳に吸い込まれそう。Aronに忍者や日本のアニメに使われる用語*3について聞かれたが、うまく説明できなくてゴメンね。「エロおやじ」って「Eros Man」?「Porno Man」?っておルスさんに聞いても訳してくれないし(元々教会の人だから、汚いことばは使わないのだ)。


その後はMike一家にバスターミナル(Tikitも展示してある)や旧市街を案内してもらう。もう夜なので閉めてしまったが、チベットの店、アフリカンの店もある。アフリカ人(?)が太鼓の演奏をしていた。




またまた別の自転車店BikeFridayが置いてある。ちなみにユージーン駅(バスターミナル)の玄関にも展示してあるぞ


San FranciscoもPortland ORもEugeneも、自転車、音楽、アート、きれいなおネエさん、俺の好きな物が全部ある。居着いてしまう外国人が多いのが頷ける。俺も住みたいぞ。住めばいいじゃん、と皆に言われる。
またスーパーに寄る。妙な物いっぱい




最後のはHostelの近所のワイナリー兼ワインバーへ。見たことある人が演奏していると思ったら、Hostelのマスターだった

*1:調子こいて坂を下っていると、鹿が飛び出してきて事故に、ということがたまになるらしい

*2:Burleyのリカンベントは、BikeFridayのチーフデザイナー、Hans Scholz(天才!)がデザインしたのだ

*3:アメリカでは音は日本語のまま、字幕で放送されたり、レンタルビデオになっているらしい

BikeFriday会社見学

そのサイクリングロード経由でBikeFriday(GGC社)へ。大きめの町工場って感じ。Tikitが売れているので、従業員を増やしたそうだ。ショールームにはシングルの現行全車種&Two'sDayが展示してあって、試乗OK。




従業員の愛車。シルバーのTravel Tikitはインター8装備、これからこのツーリングタイプとドロップバー&抜きステム&FD装備のロードタイプも企画中*1





これは(仕事時間外に)BikeFridayの工場で作ったピスト。インテグラル・シートポストというか、フレームに直接サドルがついている

ライチタイムライドは我々4人&おルスさん&社員2名で川沿いのサイクリングロード。お花いっぱい。帰りによさげなチョコレート工場に寄る。
dst 41.03 tm 2.33.55 av 16.0 mx 42.3 odo 1021.2







戻って工場見学。クロモリやチタンの材料ストック、材料の加工、溶接、トヨタ方式の部品在庫管理方式(長期在庫をなるべく持たない)、ハンガーポケットにコンポーネントをまとめて行程ごとに移動する方式、今まで作った試作車などを見せてもらう。
Tikitは専用のラインと塗装ブースを作ったが、基本的な作り方は同じ。ただ塗装行程の関係で(パウダーコート&焼き付けのブースが狭い)、Tikitに関してはCandy Colorは受け付けてないんだとか。やってないと欲しくなるのも人情なんだが。












Tikitは一日8台、BFC(BikeFriday Costom Bike)は一日6台生産できるが、Tikitは日本だけでなく、台湾やヨーロッパへの輸出も増えているそうで、バックオーダー気味らしい。
Tikitに最適、篭代わりにも使えて、リックとしても使えるナイスなDetoursのバッグ


工場の周り。近所に巨大スーパーがあって、サンドイッチやスープが買える





Eugeneのバスはエンジンで、路線によっては連接バスもある。フロントキヤリアには自転車を載せられて、BikeFridayな人達は畳んで車内持ち込みもするそうだ

夜はアメーリカンな料理店、Cornucopiaへ。おルスさん、BikeFridayの事務所のPaulさん一家(+奥さん+子供4人)とおルスさんのEugene大学の後輩の方と同席。Paulさん一家は子供達とTripleにも乗るが、自転車に乗れるようになったので上の二人にSpecial Touristを作った。2番目の男の子のは、サイズが小さいのでシートマストは無く、直接シートポストがささっているのだ。





スーパーで見たロックな飲み物

*1:是非試乗したい、と申し出てたんだけど、アラン(社長)かハンス(天才設計者)が乗って行っちゃった

SFO-PDX-EUG

朝5:30に起きて、頼んでおいたエアポート・キャブ(ダッジバン)に乗り込み、San Fransisco Airport(SFO)へ。大荷物がなんとか載った。空港ではちっちゃいモノレール的なのが動いている。ちょっと乗ってみたかった。


@nak夫妻の友人、A井さんが空港まで来てくれた。
Portland Airport(PDX)からはレンタカー移動。ケースに入れた自転車が入るように、Lincoln Navigatorというデカい(V8,5400cc)4駆のワゴンを借りた。大雑把なレンジ・ローヴァー的? 4駆も豪華な内装も必要無いし、本当はダッヂ・ヴァン(エアポート・キャブみたいなの)がよかったのだが、レンタカーのラインナップには無いのだ。全員がBikeFridayなどの折り畳み車ならここまでのものは要らない。まして日本では北海道以外では必要のない車だ。インテリアの作りもなんか大雑把。でも馬力はあって人と荷物満載でも問題なく坂を登るし、エンジンブレーキもばっちりきくぞ。
USAのナンバープレートって州ごとに個性があって、オレゴンのは州の木、もみの木があしらわれている。


そのレンタカーでPortland散策、まずはLeatherman工場&直営ショップ見学。自分も愛用しているLeathermanのツールナイフ、高度な実用性と合体ロボ的なメカ感が男心をそそるのだが、最新のモデルはギーガーチックで、さらにメカな感じを増している。小型でオレンジのブライヤーナイフが$25で売っていたので、自転車の工具入れ用に迷わず購入。



次は郊外。Portland OR(Manie州のPortlandと区別する為によくORをつける)はけっこう都会だが、ヒストリック・ハイウェイを車でちょっと行くと雄大コロムビア川とスリー・シスターズの山脈が見渡せるのだ。こういうところでキャンプ、カヌー、MTBなどやってみたいものだ。

そして市内。なにしろ自転車が多い。カリフォーニアでも自転車は多かったが、向こうはスポーツ、アドベンチャーのツールって感じの使い方が多かったが、こちらでは普通に足として使われている。バスのフロントキャリアには3台まだ積めて、折り畳み車なら車内持ち込みも可能。空港-市内中心部-住宅街を結ぶニュータイプ路面電車のMAXには両端に自転車をつり下げるフック装備(片側2〜3台)。どちらも地べたから乗れるので、自転車にも車椅子の人にもありがたいのだ。


自転車の他、足を広げたり閉じたりして進む三輪車(何ていうの、コレ)も載っていた。


A井さんの案内でシーフードの店に。魚は全部白身魚。日本とは違う味付けで興味深い。

川沿いの公園を歩くと、いろいろな物が見える。鳥人間コンテスト的なイベントがあるらしく、妙な人力飛行機を見たり、ヴェロ・タクシー的な物を見たり、新旧いろいろな自転車を見たり、Burleyと思われるリカンベントも見た。




橋が多く、その中には可動橋があり、跳ね上げタイプと一部がエレベーター状にせり上がるタイプがある。
よさげなスイーツの店ではスシ・デザートなどを食した。


A井さんと別れ、レンタカーはI5(アイ・ファイヴ、インターステート5号線)を南下。インターステートがいわゆる高速道路で、料金所は無く基本的にタダ。ただ日本でいうサービスエリアは無く、たま〜にサービスエリアの簡略版のレストエリアがあるのみである。その代わりに次の出口を降りるとショッピングセンター、レストラン、モーテルがあるよ、という看板がある。料金所があるわけではないので、給油や食事は降りてすればいいのだ。
それにしてもUSAのトレーラーはすごい。こんなの走ってるし。どうやって曲がるんだ。

というわけでAlbanyでインターステートを降りて休憩した後、Eugeneへ。
まずはHoselへ。SFとは違い、いわゆる木造の家だ。部屋はまあまあ広く、俺&こば部屋とKimrin&えろぢ部屋共用の風呂トイレがある。



おルスさんが宿に来てくれて、皆で歩いてメキシコ料理の店へ。この手の店には珍しく店のサービスもよく、食事もうまかった。一皿半食べ残したのは包んでもらって翌日の朝食にした。

ナパ・バレー・ワイナリー

今日はまた自転車抜きで、一般のバスツアーに参加。昨日と同じフェリービル(埠頭)へ、今日はフィッシャーマンズ・ワーフ行きのメトロF線(旧型の路面電車)で。中の仕組みが面白く、運転は手はステッチだけ、加速は自動車のようにペダルを踏む形。「降りますボタン」は窓枠のひもを引くと天井と運転席の「stop request」が点灯する。



30人乗り、9mくらいのボンネットバスに乗り替え、チャイナタウンの「Love Toy」や「Swedish Eross」などの看板*1に心惹かれながら、昨日自転車で渡った金門橋をバスで渡る。車だとあっという間。えろぢ師匠は、しゃべりの達者なガイドを「デーブスペクター」、黒人のおネエちゃんのドライバーを「金魚」と呼んでいた。

ナパまでは距離があり、でこぼこ道を揺られながら道端の風景を楽しむ。超巨大ホームセンターやアウトレットパークもあり、これにも心惹かれた。まあ、こんなところに住んだら一ヶ月で飽きると思うけど。SFなら金と英語力があったら一年くらいいてもいいや。ナイスなプロポーションのいい女いっぱいいるし。
ナパに近づくにつれて、ぶどう畑が増えてきて、そこここに巨大農場兼ワイナリーが見えてくる。
最初のV.Sattui Wineryで試飲。こばさんが$10のプレミアムコース、自分が$5のレギュラーコースを頼み、計12種類のワインを試飲。Pinot Noirと、Zin Fanclという赤ワインがおしいかった。今度高級レストランに行ったら、付け焼き刃の知識わひけらかしてあげよう。でも買ったのはグラッパ(ブランデーの一種で、樽で寝かせない)。



次のDomaine Chandonはスパークリングワインのワイナリー。オークの樽ではなく、高圧に耐えるステンレスの樽で作っている。あと二箇所行ったのだが、もう酒疲れしたので試飲は終わり。




帰りはVallejoから二階建ての高速船。海から見たSFもなかなか美しい。

夕食は一時間待って(!)フェリービルのHog Island Oyster Co.というオイスター・バー。小さ〜い牡蠣24コと、クラムチャウダーオイスター・シチューも頼んだが、シチューというよりさらっとしたスープで(昨日食べたのはもっと濃厚でどろっとしていた)、本当に店によって違うんだな、というのがわかった。


待っている間に見た食料品店

ケーブルカーの簡素な終点

帰りはBART(地下鉄)で帰る。BARTは自転車持ち込みOK(注意しないだけ?)。


えろぢ師匠の部屋でワインを部屋飲み、寝る。

*1:SFは街の美しさに気を使っているらしく、あまり下世話な看板などは無いが、チャイナタウンは何でもありらしい

サンフランシスコをサイクリング

7:00 朝食。ベーグルとオレンジジュスーのみ。人はパンのみに生きるにあらず。タンパク質はどうした。
9:00 Jackieさんがホテルに来てくれて、5人でフェリー埠頭へ。

JackieとJane(分割ロードに乗っていたが、最近Tikitを買って、BikeFridayオーナーの仲間入り)だけかと思ったら、総勢11人のUSAチームがお出迎え。大部分がBikeFridayオーナー。世界何ヶ国も旅している方もいるそうだ。自分はやっと2ヶ国だ。昨日と打って変わって、曇っていて寒い。予備に持っていた薄手のジャケットを着てちょうどよかった。




フィッシャーマンズ・ワープの雑然とした雰囲気を楽しむ。ここにレンタサイクルの基地があって、社名の入ったフロントバッグがついた自転車がたくさん走っている。そして自前の自転車もたくさん走っている。







チャイナタウンを通る。






金門橋の下でサンドウィッチやホットドッグの昼食。




橋下の灯台や砲台を見て、いよいよ金門橋を渡る。柱の上は曇っている。本橋の両脇に人道橋があって、片側が自転車用、もう片側が歩き用。横風が強い。サイクリングツアーと一緒になってしまい、自転車渋滞。橋に出入りする道路が狭くて曲りがきつく、また自転車渋滞。橋を渡って引き返す。

ビーチに近い巨大スポーツ店に寄る。

つぶれた巨大スーパーを買い取ったらしく(とんでもない広さ)、各コーナーの「Frozen Food」「Meat」がそのまんま。でも自転車関係*1、キャンプ用品、スポーツウエアなど超充実している。シマノCateyeは高いが、ウェアやスポーツドリンクは安い。こんな店が近所に欲しい!
あれ、SPDシューズを買っている人がいる。成田空港の金属探知器でSPDシューズのまま通過した人は誰でしたっけ? ショップオリジナルのサイクルジャージも惹かれたが、金払って人の店の宣伝をしてやるつもりないので、俺はカボチャのようなピーマンのようなカワイイベルを購入。羽が動くてんとう虫のもあった。早速SatRDayに装着。

タンデムはレンタサイクルの他、自前組もいて、Santanaを何台か(サードブレーキ装備)、Sapecialized、Cannondale、Burleyのタンデムも見た。こういうのが普通に乗れる道路事情、住宅事情、そして乗ってくれる人がいるのが心底うらやましい。


その後も市内散策。





サンフランシスコ・ジャイアンツの球場、AT&Tパークに寄る。けっこうな人が入っているが、ちょっとだけタダ見ができる。でもタダ見の人は少ない。

最後のほうは流れ解散で、だんだんメンバーが減って行く。
Jackieさんとも別れて、日本人チームでまたフィッシャーマンズ・ワーフでパンに入ったクラムチャウダー(ボウルなんとか)を食す。結構なヴォリューム。
夕食はHostelの近くのアメ〜リカンなレストラン。ポークソテーが硬いうえに甘くて(りんごソース?)おいしくない。ALLA SICHILIANAと辛い手羽先はおいしかった。

コンビニの飲み物コーナーが毒々しくて楽しい。

洗濯して、えろぢ師匠の部屋でワインを部屋飲み、寝る。

*1:MTB、ロードが2大勢力で他はビーチクルーザー(Feltのがカッコよかった)、クロスバイクなど。小径車はなし

web閲覧はできるのだが

5:30 宿にDellのパソコンがあって、web閲覧はできるのだが、自分のPowerbookをLANケーブルでつないでも接続できない。宿のパソコンでは日本語が打てないし、Powerbookで下書きした文章や画像を送ることもできない。Windowsでない独目のなのでカード差してデータを送る、ってのも難しそうだ。無線LANの装備を持ってくるんだった。