アメリカ旅行のまとめ

各所で書いたが、自転車、音楽、アートなど自分の好きなものいっぱい。ハードルが低いのにレヴェルが高いのがいい。

  • 食べ物飲み物については期待していなかったが、どこでもおいしかった。とくに好きになったのはIPA(ホップとアルコールの強いエールビール)とメキシカン・ディナー。メキシコ料理店は日本にもあるはずなので、今度行ってみてメニューの傾向、材料、味付けなどを見て、いずれは自分でも作ってみたい。日本食は食べようとは思わなかったが、帰ったらそば食べた
  • 持って行って良かった物
    • マイコップ、マイ皿(+マイ箸+十徳ナイフが旅行の食器セット)
    • 手回し発電するライト(自転車用) 電池の残量を気にしなくていいので重宝した
    • そしてBikeFriday フルサイズの自転車を、大きいハードケースで持って行くことも可能だけど、やはりスーツケースに入ると飛行機でも車載*1でもスマート。やはり便利。でも今回の走行距離なら、NWTでもよかったかも。パッキングの行程半分だし。
  • 持って行く必要がかった物
    • マイ箸 箸で食べるようなものがなく、一度しか使わなかった。代わりに向こうでスプーンとフォークを買った
    • 蚊よけグッズ どういうわけだか蚊がいなかった
    • iPod+トランスミッター 車で使おうと思ったが、音楽系のラジオが充実しているので(逆にトランスミッターの入る余地無し)必要なかった カントリーかロックかかってりゃOK
  • 持って行くと良かったもの
    • 無線LAN 日本ではPHSがあるので、その必要性は感じてなかったが、無線LANは各所にあった。そこからケーブルを繋ぐと、暗号化されているのか、接続できない
  • 壊した&壊された物
    • Powerbook G4 今まで無傷、ノートラブルだったのに、落としてへこむわ、画面に変な縦線が入るわ...
    • 眼鏡 もうセルぶちがくたびれていたのでいつかはやると思っていたのだが、初日に壊れて、その後は朝でも夜でもサングラス...胡散臭さ倍増...
    • スーツケース PDX(Portland airport)で荷物を引き取ったら縦の取手の根本の留め具が壊れていた
    • それより、同行のメンバーが誰も体調を壊さなかったことがなにしろ良かった。
  • なくした物
    • 無し
  • 得た物

行ってよかった。皆さんに感謝。

*1:自前の車ならキャリアをつけて外に積むこともできるが

Portland→San Fransisco

例によって朝早起き、レンタカーに荷物を積んでPortland Airport(PDX)へ。レンタカーを返しチェックインだが、荷物が重いとかで(55lbs=25kg、50lbs=22.5kgまでは無料らしい)$25とられる。San Fransisco Airport(SF0)で霧の為乗り継ぎができないかも、などと言われるがUnited UA372に乗れて、なんとか乗り継ぎできた。やれやれ。

メキシカン・バーで豚肉の辛いブリトーハラペーニョソースをかけて腹ごしらえ。無事ANA007、成田行きへ。

Astoria→Portland

レンタカーで101号線、26号線を通りPortlandのホテルへ。駐車場は泣くほど狭いが(っつーか車がデカい)、部屋は広い。
夜は昨年のCycle Tokyoでご一緒した、ScotさんとKenさん夫妻とLawrelwoodで会食。後にSan FransiscoのJackie & Judyが合流。Cycle Oregon WeekendでもPortlandで作ったPale AleとWeizenが売っていたが、Portlandでは地ビールの製造が盛んなようで、ここも店でビールを作っている。12種類のティスティングができるセットを試したり、大量のFish&Tpsを食べたり。





その後はScotさんとKenさんに丘の上のバラ園など、Portland市内の美しい場所を案内していただき、ホテルまで送っていただく。お二方、ありがとうございました。

Cycle Oregon Weekend2日目

昨日晴れた分、朝はとても寒い。朝食は昨日と殆ど同じ。スクランブル・エッグと(円盤状の)ソーセージ、トマトと豆の煮たのをトルティーヤでくるんでブリトー+チーズの春巻き大のブリトー。同行者はオートミールを食べていたが、自分は食べなかった。オートミールっておいしかったためしがないんだもん。それしか無いのなら食べるけど。
食後はテントの中を片付けて寝袋などの荷物を積み込み。BikeFridayの社長車(?)はバイオディーゼル車だ


何台積むんだか

8:30出発、寒いので作務衣を着て出発。今日のコースはAstoria市内までは昨日と同じ、Astoria Megler Bridge(州境)を渡って、Washington州へ行くコース。ひったりくっついた2台のタンデム(一台は昔のZZ TOPみたいなヒゲオヤジ二人組)がものすごいスピードで抜いていく。


Astoria Megler Bridgeは長く、3つに別れていて陸地に近いところはトラス鉄橋(Astoria寄りが長い坂)、真ん中の干潟区間はコンクリートの低橋。


橋を渡って程なく昼食会場。マーブルの食パン+ターキーのサンド。





橋を戻って、緑の中を走って、12:10 ゴール。派手に迎えてくれる。



急ぎ目に各々の自転車をケースにパッキングして、レンタカーで移動。

dst 67.54 tm 3.05.36 av 21.8 mx 45.3 odo 1199.8 長い坂あり アメリカでの走行距離273.45km

Cycle Oregon Weekend1日目

寒い朝だった。日本から蚊除けグッズをいろいろ持って行ったが、蚊がいなかった。なんでやねん。
朝食はソーセージと卵のブリトー+チーズの小ブリトー、オレンジジュース。

オレゴン州警察のオートバイ。BMW

Cycle Oregon WeekendはWeekdayのCycle Oregonのがんばってる感じとは違って、もっとお気軽な感じ。子供連れも多い。参加者は約1600人、今までで一番多いらしい。9割方白人、その他黒人、東洋系、ヒスパニック合わせて一割って感じ。車両は7割方ロードバイク(ツーリングタイプ含めて)。TrekとLe mondが2大勢力、あとはSpecialized、Cannondale、Kiein、Surly、とか。日本ではあまり見ないLe mondだが、こちらでは人気なようで、トラディショナルなクロモリフレームから、つるんとしたカーボンフレームのまで形態もカラーもいろいろ。(あ)さんが欲しくなるのわかるわ。日本では佃煮にするほど居るイタリア車もGiant、Anchorなどのアジア車も殆ど見なかった。街で見かけるのとはちょっと違う。
TrekTrek=高級カーボンロードというイメージだったが、トレーラーバイクとかもあるのね。そういやEugeneで三輪車(センターに大きな荷台がついてる)も見たわ。
あとはクロスバイクMTB、小径車はBikeFridayがやはり多く、ロードで参加している人も「俺もBikeFriday持ってるよ」と声かけてくれた人もいた。あとはDahonを2台見ただけ。少数派だがリカンベント、タンデム、トレーラーもあった。リカンベントはEasyracerが5台くらい、あとはBikeE、BAcchita、Volae、Sunという台湾製のEasyracerタイプ、JAVELINというモノフレームのLWB(速かった)、名前はわからないがBikeEタイプが各一台。タンデムは向こうではポピュラーなBurley、Santanaの他、Co-Motionというタンデムが多かった。一体型もS&Sカップリングで分割するフレームもあり、日本では見られない珍しいパーツ(特にクランク周り、サードブレーキ)で組んであって興味深い。Paulの洗濯バサミみたいな形のトラベル・エージェント的な物も面白い。



8:30 各自バラバラにスタート。森の中の長い直線あり、上り下りあり。途中やや激坂を登って岬の展望台にいくコースがあったが、同行の皆は鹿を見たそうだ。突然飛び出されたくはないが。アルパカを飼っている牧場もあった。
いたるところにコースの→が貼ってあり、大きな分岐点では道を間違えないように人が立っていてくれたり、飲み物と補給食を出してくれる休憩所があったり、地元スタッフの皆様に感謝である。









昼食はハムとチーズのサンドイッチ、りんごジュース。昼食スポットではアコーディオンによるポルカの演奏が行われていて、小さい子供が踊っている。何人でも子供ってのはかわいいが、白人の小さい子供ってホントカワイイ!天使だよな。「連れて帰りたいでしょう?」「うん。しないけど」







その後はレギュラーコースとオプションコースが選べるが、レギュラーコースで戻る。





dst 71.85 tm 3.30.23 av 20.4 mx 54.2 odo 1132.3
戻って即シャワー。シャワー車が男女別に一台ずつあって、シャワー10部屋+流し台4+2がある。これがうまく出来ていて、バッグかけがあり、板を倒して着替えを置く所を作ると「使用中」に見える仕組み。汚水は10畳くらいのでっかいパックに入れて、公園には流さない。珍しげに見ていたら係の人に「ベッドにどうだい?」と言われた。遠慮しときます。




トイレは何箇所かにわかれてたくさんあって、個室に大便器と小便器があって、強力な薬品が入っているらしく、殆ど臭わない。造りは大雑把だが、こちらもよく考えている。日本のトイレ関係者も見習ったほうがいいぞ。



夕食はブルーグラスのバンドを見ながらトマトソースのペンネと、Portlandで作っているというペールエール。うまい。






Eugene→Astoria(Cycle Oregon Weekend前泊)

朝食は昨日スーパーで買ったTop Ramen beef flavor。味噌とかとんこつはなくて、全部醤油ベースでChiken味とかのヴァリエーションがあるだけ。
苦労して荷物を積み込んで(自転車はハードケースに入れず、畳んだり分解して入れただけ)、まずはUnivercity of Oregonを見学。広い。オブジェいっぱい。リスいる。




自作リカンベント発見

その後生協で地図探し。グリーンに黄色のロゴが素敵なOregon Ducks(フットボールチーム)のアロハやサイクリングジャージもあったが、残念ながら自分のサイズだけ(俺はUSAでもLarge)品切れ。



隣のサイクルショップで眼鏡の裏に貼付けるミラーを買う。街はとにかくSchwinが多い。日本でも見るロード、MTBからビーチクルーザー、子供車までいろいろ。


その近くのカスピ海料理店でLumb Gyros(ラム肉と野菜炒めをピタにくるんだもの)とRoot Beer。えろぢ師匠はGrilled Vegitables Rice With Chiken(タイ飯の上にチキンとほうれん草のバター醤油炒めをかけたの)という妙なのを頼んでいた。これは自分でも作れそうだが、作って食べたいかと聞かれれば微妙。




そしてEugeneを後にしてドライブ。I5(アイ・ファイヴ、インターステート5号線)でSalem。キンピングカーが多い。州道22号線で太平洋へ。こばさんと交代で運転したのだが、どうも右側通行に慣れなくて、右に寄ってしまう。道に出る時も右から確認してしまい、ぶつかりそうになり皆に怒られる。長年の安全運転の癖が悪い癖になってしまう。
Tilamookチーズ工場(けっこう有名)は見たかったが通過

車窓からは岩の島に松の木の、三陸海岸を思わせる風景があったり、廃線になった鉄道が車両ごと残っていたり(これはゆっくり見たかったが)、典型的なアメリカ西部の田舎町があったり、けっこう楽しい。


海岸のあまり見えない海岸線を通り、集合場所のAstoria、Fort Stevens Parkはオレゴン州の北端、岬の先端にある。San Fransiscoもそうだが、岬の先端には度重なる戦争の歴史がある。歴代の大砲、弾薬庫、司令塔、ミリタリー・ミュージアムがあって、実働する大砲の実演もやっていた。
グッズは何種類かあり、自分もお約束で赤と黄色のジャージを買ったが、ウイークライドイベント専用の青や茶色のジャージ(こちらは展示だけで、注文か次のイベントでしか買えない)のほうがカッコ良かった




ビール(なかなかうまいペール・エールヴァイツェン)を飲んで、ハンバーガーとホットドッグを食べている間、ずっとブルーグラス、モダンカントリー、ブルーズの生演奏をやっている。目の前で見るもよし、BGMがわりに聞きながら散歩するもよし。これぞザ・アメリカ。いいねえ。





テント村の様子




各々の自転車を組み立てる。BikeFridayは我々(日本人チーム+Alanさん(昨日自分が乗ったExpress Tikitで)、おルスさん、San FranciscoからのJackieさん、Janeさんは買ったばかりのTikitではなく、元々乗っていたアメリカ製のなんとかっていうデモンタブル・ツーリングロード)の他にも結構いて、Two's Day Tandemも見た。